打者専任と化した大谷翔平を“貢献度”で上回ってもMVPは獲得不可能? カブス外野手の可能性を米記者が断じる「波が激しく、無礼な発言で嫌われやすい」
大谷とのMVP争いが注目されるクロウ=アームストロング(C)Getty Images
果たして、“王者”の牙城を崩せるか。レギュラーシーズンの後半戦が白熱するMLBにおいてMVP論争もヒートアップしている。とりわけ注目を集めるのは、ナショナル・リーグのそれだ。
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当然ながら世間で最有力候補としてクローズアップされているのは、ドジャースの大谷翔平だ。エンゼルス時代も含めて個人として直近3年連続でMVPに輝いている偉才は、今季も存在感は抜群。後半戦は今年6月に悪化した左膝の影響で登板を見送っている投手としても14先発で計85.2イニングを消化し、防御率1.79、WHIP0.95、奪三振率9.98をマーク。やはり“投打二刀流”を実行した才覚は高く評価されている。
無論、ライバルは存在する。現時点で対抗馬と目されているのは、カブスの外野手ピート・クロウ=アームストロングだ。現在24歳の名手は、打率.286、26本塁打、出塁率.388、長打率.544、OPS.932、30盗塁と圧巻のスタッツを記録。守備でも広い守備範囲を求められるセンターとしてレギュラーポジションを確立。平均よりどれだけ多くのアウトを奪っているかを表す指標「OAA」は、両リーグトップの22をマークしている。
現状で打者専任となっている大谷とは対照的に、常に攻守での働きを求められるクロウ=アームストロングの“貢献度”に対する評価は急騰。近年のMVPを評価する上で重宝される指標「WAR(打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す)」は、大谷を2.2も上回る8.8となっている。
このスタッツだけを見ると、クロウ=アームストロングが優位とも思える。だが、米球界内では大谷を推す声は根強く存在する。MLBのアナリストを務めるダン・クラーク氏は自身のXでの投稿で「私が色々と聞いた上での率直な感想だ」と前置きし、次のように持論を綴っている。













