100億円級の争奪戦は不可避の情勢 鈴木誠也に迫るFAの時 “MLB水準の右打者”となった32歳に下る米球界内の「リアルな評価」とは?
ここからは鈴木にとっても“未知の日々”が来る。ただ、安定した打撃成績に加え、守備指標でも向上を見せている背景から市場における関心は高まっている。32歳という年齢は、少なからず障壁になる可能性を否定はできないが、複数球団が獲得に動くのは確実視されている。
実際、早くも「セイヤ・スズキ」の名は米メディアを賑わせてもいる。スポーツ専門局『CBS Sports』は、同じく今オフにFAとなるイアン・ハップと鈴木を比較し、「カブスが両選手を残留させる可能性は低い」と一刀両断。その上で「スズキの方が優れた選手であることは明らかだ。しかし、それは同時に、カブスが彼の残留を巡ってより厳しい競争に直面することを意味する」と指摘。
さらに米誌『Sports Illustrated』も「スズキは今オフのカブスにとって間違いなく最優先に契約をまとめるべき選手である」と強調。カブスにおける重要性を論じながらも、不可避と見られる争奪戦の行方を予想している。
「だが、今シーズンのFA市場は打者の層が薄く、カブスが諦めざるを得ないようなオファーが舞い込む可能性もある。球団関係者はそうならないことを願っているが、ドジャースのような資金力を持つ球団が、カブスが太刀打ちできないような高額な契約を提示して、スズキの獲得競争から締め出す展開も十分にあり得る」
自身の理想とする条件として、前出のインタビューで「家族が安心して住めるところが一番いい」と語った鈴木。果たして、32歳のスラッガーはキャリアの岐路となるオフでいかなる決断を下すだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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