大谷翔平はなぜ打てない? 理想からかけ離れる“16.4%”に現れる不振の原因「勝利はショウヘイ・オオタニのおかげだった」
今ポストシーズンで不振を極めている大谷(C)Getty Images
打棒の復活はいつになるのか――。レギュラーシーズンの終盤から不振を極める大谷翔平(ドジャース)の状態に対する懸念が、米球界で強まっている。
どうにも状態が冴えない。
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今季の大谷は6月に左膝の炎症が明るみになると、9月に右上腕二頭筋の炎症が悪化。さらに首の違和感も強まったために自身3年ぶりとなる負傷者リスト(IL)入りも経験した。無論、投手としての活動は7月3日のパドレス戦を最後に断念。専念で挑んだ打撃でも実に18試合、86打席連続ノーアーチでレギュラーシーズンを終えていた。
今ポストシーズンでも状態は上がってこない。ここまで全4試合に出場しているものの、打率は.154(13打数2安打)。本塁打はなく、出塁率(.267)、長打率(.154)、OPS(.421)と、主な数字は軒並み低下している。ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督は「世界一まであと8勝を挙げるには、ショウヘイの力が必要になる」と断言し、打順を2番→2番→5番→4番と変更しながら工夫を凝らしているものの、依然として改善の兆しは見られない。
一体どうしてしまったのか。顕著なのはいわゆるバレル率の低さだ。打者が長打になる確率が非常に高い打球をどれだけ打ったかを示す指標なのだが、今季の大谷はそれが16.4%とドジャース移籍後3年間でワーストの値となっている。以前から理想の打撃について「ある程度の角度でよい打球が上がれば、フェンスを越えるだろうという想定で逆算して打席を組み立てている」と語ってきた大谷だけに、現状が「理想的ではない」のは火を見るよりも明らかである。













