治療欠場の大谷翔平はサイ・ヤング賞を「もう取れない」 元MLB戦士が語った“絶望的な二刀流の弊害”「防御率1.20以下ぐらいを残さないと評価されない」
ひとたびグラウンドに立てば、飄々とプレーを続けている大谷(C)Getty Images
シーズン完走を見据えた決断だった。現地時間7月10日、ドジャースは、同日に本拠地で行われるダイヤモンドバックス戦に先発予定だった大谷翔平は左膝の状況を加味して先発登板を回避するとともに、14日に開催予定のオールスターの辞退も明らかにした。
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6月に炎症が発覚した膝は「うまく管理してきた」(ロバーツ監督談)というが、劇的な回復が見込めなかった。21号を放った10日のダイヤモンドバックス戦にも指名打者として出場させている現状からグレードは深刻ではないと想像できるが、後半戦も投打二刀流を継続していく上では、本格的な治療が「必要だった」と判断されたと見るのが妥当だろう。
もっとも、今回の欠場によって懸念されるのは、開幕以前から期待されていたサイ・ヤング賞獲得の可能性だ。「投手版MVP」とされている同賞は規定投球回到達が大前提となるため、候補者の一人として挙げられた大谷も最低限の“合格ライン”となる170イニング前後まで持っていけるかが注目されていた。
しかし、今回の故障によって今後も負荷をかけさせない起用法が続く可能性は小さくない。となれば、必然的に投球回数が伸び悩む可能性は大いにある。
無論、量より質とより細かな投球内容を重視するべきという意見もある。だが、識者からは「(受賞は)無理だ」と辛辣な意見が飛ぶ。米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』のホストを務める元MLB捕手のAJ・ピアジンスキー氏は「今年の彼はサイ・ヤング賞はもう取れないよ。すまないね」とキッパリ。「本人や彼の周りがどれだけ欲しようと投球数が足りない。だから今回は上手くいかないよ」と断じた。
「ショウヘイのファンは『まだわからないだろ』と怒ってくるだろうけど、僕には、今のまま、彼が規定投球回に届くとは到底思えない。それだと防御率のタイトルにも達しない。加えて今年は他にも良いシーズンを送っている投手が多すぎるんだ。まぁそもそも難しいよな。投手一本でやっていて、凄まじい結果を出している選手が多すぎるから」












