西武・多和田投手が治療を続けている「自律神経失調症」とは?過去にはソフトバンク・川崎内野手、中村外野手も

タグ: , , 2019/12/23

いつの日か克服可能な病気でもある

 川崎は2016年までメジャーリーグでプレー。2017年に古巣ソフトバンクへ復帰した。だが、42試合で打率・241と期待を大きく裏切った。アキレス腱やふくらはぎの故障も重なり、次第に「身体を動かすのを拒絶するようになってしまいました」という。治療を続けて道を探ったが、契約も更改できず、春のキャンプも不参加。「野球から距離を置いてみようと決断しました」とチームを去ることとなった。

 その後、治療やリハビリのかいもあり、今年7月に台湾プロ野球への復帰を目指す味全で客員コーチ兼選手として契約し現場復帰。この冬、NPBの若手らが参加したアジアウインターベースボールリーグにも出場し、元気にプレーする姿が台湾から伝わってきた。

 同じソフトバンクの中村晃外野手も、今年3月の開幕直前に自律神経失調症による体調不良であることを発表した。それでも5月31日に1軍復帰。その後、腰痛で2カ月離脱したが、再復帰後は主力を務め、CSや日本シリーズでも活躍した。

 川崎と中村では復帰に要した時間が大きく異なる。そのため、多和田が再びマウンドに立つためにどれほどの時間が必要なのか、推測することは難しいし意味がないだろう。ただ、いつの日か克服可能な病気でもある。地面すれすれまで下半身を沈め、球持ちの良い美しいフォームが持ち味の右腕。またあの独特の、そして力強い球筋が見られる日を、今は本人を焦らせることなく待ち続けたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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