その胃痛、胃もたれは機能性ディスペプシアかも?!
機能性ディスペプシアの原因、治療法
日本消化器学会のホームページでは、機能性ディスペプシアの病態は複雑であり1つだけの原因で引き起こすわけではないと書かれています。
原因として
1.胃運動機能異常(胃が十分に動かないために、食べたものがうまく十二指腸に送ることができない)
2.胃、十二指腸の知覚過敏によるもの
3.ストレス
4.遺伝的要因
5.ピロリ菌の感染
などがあります。
私の場合は、ピロリ菌がなかったので、それ以外の原因が考えられます。
私は、もともと胃が弱くにんにく料理を食べると、熱を出すことがあったくらいなので胃自体の機能異常や、ストレスが関係が深そうだなと思っています。
実際の原因は、正直分かっておりませんが、2013年の3月に製造承認を取得した機能性ディスペプシアの治療薬、アコファイドが非常に効きました。
(※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。)
薬物療法は元より、この病気は生活習慣の見直し、規則正しく3食食べる、ストレスをためない、睡眠をしっかりとるということも大切な治療法といえます。
また、食事の内容としては、脂肪分が多いもの、アルコール、カフェインを避けることが必要ですが、とはいっても、正直、食べたいのに食べられないという状況でしたので、なんでもよいので、食べたいものを少しでも口に入れるという日々を送っていました。
少し良くなれば、食事の質にも気を配ることが大事ですが、まずは食べられるものを食べるということが大切だと思います。
症状があれば、できるだけ早く受診を!
この病気は、寝込むほどの胃痛を感じることもあるので、生活の質(QOL)を低下させてしまう可能性が高くなります。
放置しておくと、精神的な面にも影響を与えてしまうので、症状があれば、まずは病院を受診し適切な治療を受けることが大切です。
機能性ディスペプシアという病気については、直接的に栄養士の仕事には結びつかないと思いますが、逆流性食道炎でもない、慢性胃炎でもない新しい消化器疾患の病気について、ぜひ知っていた方が良いと思います!ぜひ、参考にしてみて下さい。
日本消化器病学会:機能性ディスペプシア
[文:栄養士・管理栄養士の求人情報サイト Dietitian job]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません
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