経済界も「泥舟」から次々脱出、要人も相次ぐ欠席　お寒くなりそうな五輪開会式

　最も華々しいはずのセレモニーはひっそりとしたものになるのか、あるいは貴族だけが満喫する特別な儀式になるのか。目前に迫った東京五輪開会式への出席辞退が相次いでいる。

　経団連の十倉会長は２０日の定例会見で、開会式をめぐって「経済３団体の長として、大会の組織委員会から出席を要請されたが、出席しない。家で家族と楽しみたいと思っている」と発表。大会運営をめぐる混乱や緊急事態宣言下の開催などが理由かと問われると、「それらのことを総合的に勘案した結果だ。私が出席しないことでオリンピックの意義や価値が変わるものではない。成功を心から願っている」と話した。

　日本商工会議所の三村会頭や経済同友会の櫻田代表幹事も開会式を欠席するとしていて、経済３団体のトップがそろって出席しない異例の事態だ。異例なのはスポンサー企業も同様で、経営陣の出席見送りが続出している。

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