2軍では敵なし 5回9奪三振無失点の巨人・井上温大 開幕ローテ入りに向けて猛アピール
2軍で圧巻の投球を見せる井上。今季は1軍でそのパフォーマンスを見せたい(C)産経新聞社
巨人の開幕ローテーション争いが熱い。戸郷翔征、山崎伊織、菅野智之といった実績のある投手に加えて、昨シーズン安定感ある投球を見せたグリフィン、メンデスもローテーション候補に挙げられる。さらには、昨シーズン後半戦の成績が5勝1敗、防御率1.36と活躍した赤星優志。黄金ルーキーの西舘勇陽、新加入サブマリンの高橋礼など粒ぞろい。
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ハイレベルな開幕ローテーションに割って入ろうとしているのが、22歳のサウスポー・井上温大だ。2022年に初勝利をマークしたが、昨シーズンは4試合にいずれも先発登板して防御率10.95と精彩を欠いた。
今シーズンにかける思いが人一倍強い井上は、3月9日の春季教育リーグの楽天戦で先発登板。5回、76球、被安打2、四球1、9奪三振と圧巻の投球を見せた。140キロ後半のストレートを軸に打者をねじ伏せていく投球が目立っていたが、この日はスライダーやチェンジアップを多投。
変化球を低めに集める丁寧なピッチングでありながらも、要所で持ち前のストレートで空振りを取るシーンも少なくなく、ストレートを活かした変化球中心の組み立てを見せて打者を翻弄した。
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