阪神 首位陥落ピンチ MVP男・村上頌樹が3連敗 気がかりな”司令塔の異変”とは

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坂本は昨年、村上とのバッテリーで勝ち星を積み重ねた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は首位攻防となった5月21日の広島戦(マツダ)に2-6と敗れ、2位の広島に0.5差に迫られた。

 昨年の最優秀防御率男、先発・村上頌樹の背信投球が誤算だった。

【動画】昨年のMVP男が…阪神・村上が今季初登板で初回に走者一掃の適時打を許したシーン





 3回終了時点で5失点。初回先頭の秋山翔吾に初球を左中間二塁打とされると、2番の野間峻祥に右前適時打とあっという間に先制を許した。
 
 2回にも林晃汰に適時打、さらに3回には先の巨人戦でも本塁打を放っていた末包昇大に浮いたフォークを捉えられ、2戦連発となる2号3ランを浴びるなど、完全に目覚めさせてしまった。
 
 結局村上は自己ワーストの9安打、ワーストタイの5回5失点で降板。打線も左腕・床田寛樹を相手に中軸も機能せず、敗れた。

 気になるのは昨年のチーム躍進の象徴ともなった村上の投球だ。これで自己ワーストの3連敗。この日も全体的に投球が高く、3連敗中はいずれも初回に失点とリズムの悪さも目立つ。

 昨年はシーズン初先発となった4月12日の巨人戦で7回まで一人の走者も出さないパーフェクトピッチングで頭角を現すと、先発ローテーションを守り、22試合に登板し、10勝6敗、防御率1.75をマーク。初の最優秀防御率のタイトルとともにセ・リーグでは史上初となる新人王、MVP同時受賞と飛躍の年となった。

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