“投手・大谷”への懸念に異論 米放送局が二刀流の継続を熱烈支持「オオタニは両方できる。挑戦しない意味がない」
投打で異彩を放つ大谷を求める声は米球界でも強まっている。(C)Getty Images
ふたたび、胸をすくような快投は見られるのか。「投手・大谷」の再起は日米両球界で注目を集めるトピックとなっている。
大谷翔平のコンディション面への懸念は小さくない。昨夏に負った右肘側副靱帯損傷の影響により、30歳の二刀流スターは同年9月に2018年10月にトミー・ジョン手術を執行して以来となる大規模な治療を実施。今シーズンは「投手」を全休し、DHとして打者に専念している。
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すでにキャッチボールなどによるリハビリを開始。マーク・プライアー投手コーチも「ショウヘイは夏頃から進んでいく」と私見を披露するなど、大谷本人も復活に前向きな様子だ。
一方で2度のメスを入れた右肘をはじめとする心身への負担は計り知れない。現球界で“唯一無二”の二刀流を貫く大谷は一般的な投手とは身体に生じるダメージが桁違いにあり、そこを問題視するメディアや識者は少なくないのである。
ただ、「二刀流をもう一度見たい」と求める声が根強いのも紛れもない事実だ。米スポーツ専門局『FOX Sports』は「ショウヘイ・オオタニはバッティングだけに集中すべきか?」というテーマに対して「いや、彼はそうすべきではない」と断言。投手としてリスクを冒すべきとする論拠を示している。