井上尚弥はウシク&クロフォードよりも“上”か 米敏腕トレーナーがPFP論争に意見「全員1位でもおかしくない」
ボクシング界で敵なしの強さを見せ続ける井上。その圧倒的な存在感は識者を悩まさせる。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
「最強」を巡る論争は多くのボクシング・ファンの間でも尽きない。去る5月19日に米老舗専門誌『The RING』が公表したボクシング界の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」が話題となり続けている。
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数あるPFPランキングにおいても「世界で最も価値がある」とされる『The RING』のPFP。19日に発表されたそれは「必然」とも言える結果となった。18日に行われた世界ヘビー級4団体統一戦でタイソン・フューリー(英国)を破り、オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が1位になったのだ。
ヘビー級において世界4団体統一は史上初の金字塔。「不死身」のフューリーを圧倒した試合内容を見てもウシクの1位に違和感はない。一方で今月9日(現地時間)に1位になったばかりだった世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥の順位があっさりと変動する結果に反発の声も相次いのも事実だ。
WBAスーパー・WBC・WBOスーパー世界ウェルター級統一王者のテレンス・クロフォード(米国)を含めた3人の中で、「最強」を決めるのは一筋縄ではいかない。ゆえに識者の中には「本当に分からないんだ」と訴える者もいる。