今も続く“出待ち”に「本当に最高の場所」 元広島助っ人のカブス右腕が日本人の野球愛を語る「今もホテルでサインを求められた」

広島時代の経験を今も忘れていないブレイジャー。(C)Getty Images
列島で大盛況となっているMLBの来日“興行”に特別な思いを抱く投手がいる。カブスのライアン・ブレイジャーだ。
激動のオフを迎えての来日だった。昨季に貴重なリリーバーとしてドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献していたブレイジャーは、今年1月にチームのブルペン補強に押し出される形でDFA(事実上の戦力外)に。ウエーバー公示となった直後にトレードでカブスに入団していた。
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急転直下で決まったカブス移籍に「『驚いた』という表現が正しいかどうかは分からないけど、ちょっとした衝撃だった」と漏らしていた37歳は、舞い込んだ来日の機会に胸を躍らせていた。というのも、2017年に広島に在籍(当時の登録名はブレイシア)。26登板で防御率3.00、WHIP1.33の成績を残すなど、NPBでのプレー経験を持っていた。
37歳の右腕にとって日本での思い出は今も色褪せない。3月15日に東京ドームで行われた阪神とのプレシーズンゲームでカブスの地元放送局『Marquee Sports Network』のインタビューに登場したブレイジャーは「日本のファンは本当に凄いんだ」と熱弁。「今回も僕らが泊まっているホテル周辺で何人かのファンから、広島時代の野球カードにサインを求められたよ」と当時を知るファンによる出待ちを受けたことを告白した。