怒涛のごぼう抜きでポイント奪取! “ヒーローになろうとした”角田裕毅の結果をレッドブル幹部は評価「見極めていく必要がある」
決勝でごぼう抜きを展開した角田。(C)Getty Images
現地時間5月18日、F1第7戦エミリア・ロマーニャグランプリ(GP)は、伝統のイモラ・サーキットで決勝が行われ、レッドブルの角田裕毅は最後尾となる20番手扱いのピットスタートから10位入賞を果たした。
【動画】壁にぶつかってマシンは一回転 衝撃を生んだ角田裕毅のクラッシュシーン
ショッキングなクラッシュから見事なレースを見せた。前日17日の公式予選1回目(Q1)で角田は、アタックを仕掛けた際にウォールに衝突。その反動でマシンは宙を舞って、上下1回転しながら地面に落下して大破した。
メカニックたちが夜を徹して、マシンを組み立てざるを得ない状況に直面した中で、角田は「夜通し働いてくれたチームのメカニックたちのことを考えると、何も得られなかったよりはマシ」(英衛星放送『Sky Sports』での本人談)と関係者たちの想いを汲んで、必死にマシンを走らせた。
15周目に10位にまで順位を上げた角田は、11位で迎えた残り10周となったタイミングでふたたびギアを上げ、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)をオーバーテイク。最後は猛追してきたフェルナンド・アロンソ(アストン・マーチン)とデッドヒートを繰り広げながらもポイント獲得圏内を死守。見事なごぼう抜きでフィニッシュした。
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