「本来、ウェットは得意な方だが…」角田裕毅、悪天候とタイヤ摩耗に困惑 欧州メディアも悲観「苦い結末となった」

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3週間のインターバルで角田を取り巻く環境は変わるだろうか(C)Getty Images

 レッドブルの角田裕毅は第12戦イギリスGP決勝でもポイント獲得とならなかった。現地時間7月6日、シルバーストーンサーキットでの決勝では15位に終わり、前回オーストリアGPと同じく、完走マシンの中で最下位だった。雨に見舞われた今回のグランプリでも上位争いに加わることができず、また中盤ではハースのオリバー・ベアマンと接触したことで10秒ペナルティが課せられるなど、このレースも厳しい展開が続いた。

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 フォーメーションラップ直後、6台がドライタイヤへ変更するためピットに向かう中、角田は他の13台とともにグリッド上からのスタート。序盤では9位にまで順位を上げたが、強さを増す雨の影響もあり角田はペースを上げられず後退。22週目にはペナルティも受けることとなり、レースの大半で後方での走行を強いられた。

 結局、完走した15台で唯一、1周遅れでのフィニッシュとなった角田。夏場の欧州でのレースで巻き返しが期待された中、前週のオーストリアに続き辛酸をなめる結果に。またイギリスでは予選において、パワー不足も訴えるなど、マシントラブルにも悩まされ続けた。

 欧州メディア『Motorsport‑Total.com』でも、日本人ドライバーのイギリスGPを振り返っており、「ツノダにとって苦い結末となった波乱含みのレースだった」と評している。

 同メディアは、角田にとって中盤でのペナルティがレース結果に響いたと指摘するとともに、「ツノダはこの裁定をある程度受け入れてはいたが、不満もにじませていた」などと本人の様子を伝えながら、「接触の有無にかかわらず、レース全体としても苦しい内容だった。特にインターミディエイトタイヤでは著しい摩耗に苦しんだ」と説明する。

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