巨人28歳の苦労人サウスポーが嬉しいプロ初先発初勝利 6回2安打無失点 阿部慎之助監督「次も先発でいってもらいたい」

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6回無失点の好投でプロ初先発初勝利を挙げた巨人・森田駿哉(C)産経新聞社

 巨人は8月6日のヤクルト戦(東京ドーム)に2-0で快勝。プロ初先発の28歳サウスポー・森田駿哉が6回2安打無失点の力投。嬉しいプロ1勝を手にして、チームを3連勝、勝率5割復帰に導いた。

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 白い歯がこぼれた。最終回を締めた守護神のライデル・マルティネスから手渡されたウイニングボールを、森田は大事そうにユニホームの右後ろのポケットにしまい込んだ。

 踏ん張った。初回先頭のファーストへのゴロを、大城卓三がいきなりトンネル。送りバントで1死二塁のピンチを背負ったが、3番・内山壮真をフォークで、4番・村上宗隆をスライダーで連続三振に斬ってとった。

 悪夢を繰り返さなかった。森田は7月31日の中日戦(バンテリン)の延長10回からプロ初登板。初球を右翼ライン際の力ないフライに打ち取ったが、これを二塁手・湯浅大がのけぞりながら落球。味方の拙守をきっかけに1死満塁のピンチを背負うと、最後はジェイソン・ボスラーにサヨナラの犠牲フライを浴び、自責点0ながら初黒星が付いた。先頭打者の失策による出塁は共通点だったが、この日は失点を許さなかった。

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