MLB通算2043安打の名捕手も疑問視 二刀流挑戦の壁となる“大谷ルール”は変わるべきか?「他の選手のために変える必要がある」

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大谷が当たり前のようにこなす二刀流を貫くことは容易ではない。だからこそ、現状の変化を求める声も上がっている(C)Getty Images

 二刀流として活躍する未来の野球人のために現行のルールはいかに変わっていくのか。球界内で「大谷ルール」と指摘される2つの規則が注目されている。

 投打二刀流であらゆる金字塔を打ち立ててきた大谷翔平。その規格外の活躍が国際的な話題となる中で、2つの新たなルールが誕生した。

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 ひとつは、2020年に施行された新たな枠の導入だ。「投手としてシーズン20イニング以上に登板」「打者でシーズン20試合以上に出場、または60打席以上」の条件を満たせば、「TWP(二刀流選手)」として登録できる。

 そして、もう一つが、先発投手が指名打者(DH)を兼務できるようになるというもの。こちらは23年から導入され、起用方法の幅をより広くしたものとなった。

 もっとも、現球界で本格的な二刀流に挑んでいるのは大谷のみだ。メジャーリーグでも、ドラフト時などに「大谷2世」や「新たな候補」といった逸材の存在が話題となるものの、日本が生んだ偉才の後を追う者は出てきていない。そのため、先述のルールの“恩恵”を受けているのは、大谷とドジャースだけとなっている。

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