「人間じゃない」投手と思えぬ51発に敵地解説も愕然 米球界で再評価される大谷翔平の凄み「彼みたいな選手は絶対に現れない」

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投打で異次元の活躍を繰り返す大谷。そのパフォーマンスを世間は「当たり前」と考えすぎているのかもしれない(C)Getty Images

 およそ投手のそれとは思えない連夜の特大アーチが小さくない衝撃を生んだ。

 話題沸騰となったのは、現地時間9月17日にドジャースの大谷翔平が放った一発だ。本拠地でのフィリーズ戦に「1番・指名打者」で先発した背番号17は、チームが3点をリードして迎えた8回の第4打席に今季51号を記録。前日の試合で前人未到となる「シーズン50-50(50本塁打・50奪三振)」をやってのけていた偉才は、図抜けた存在感を示した。

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 昨季の54本を超えるキャリアハイペースで本塁打を量産する大谷は、過去2シーズンで105号に到達。ベーブ・ルース(113本/1920~21)、アレックス・ロドリゲス(109本/2001~2002)、ロジャー・マリス(100本/1960~61)と並び、過去2シーズンでの100号超えも果たした。

 およそ投手とは思えない圧巻打撃を目の当たりにし、フィリーズの地元局の解説陣もただただ舌を巻いた。『NBC Sports Philadelphia』で解説を務める球団OBのベン・デイビス氏は「彼は一流の打者で、甘い球は絶対に見逃さない。本当に見逃さないんだ」と大谷が相手左腕ヘスス・ルサルドの投じてしまった失投を捉えた51号を総括。その上で「それにオオタニに同じようなボールを投げ続ければ、かならず狙い打たれる」と類まれな打撃センスを称えた。

 さらに「彼は多くを語られていないが、何もかもがモンスターなんだ」と強調したデイビス氏は、球界のあらゆる指標を席巻する大谷の異能ぶりに脱帽した。

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