伝説OBが「実力不足」を指摘する角田裕毅は変われるか 同僚フェルスタッペンが語った“逆襲”の可能性「挙動が安定してきてる」

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角田との“競争”に対して持論を語ったフェルスタッペン(C)Getty Images

 逆襲に向けた機運を高めるレッドブルの角田裕毅。アゼルバイジャンGPで、現チーム昇格後最高位となる6位入賞を果たし、チームに貢献した25歳は、さらなる躍進が期待されている。

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 もっとも、今季の全体のパフォーマンスはお世辞にも褒められた内容ではない。F1第3戦となった日本GPでレーシングブルズから昇格を果たして以来、獲得したポイントは計20ポイントと苦戦。さらに今季終了後に契約満了となる背景もあり、去就問題にも揺れる角田への“逆風”は強まってもいる。

 かつて「史上最強のセカンドドライバー」の異名を授かっていた名手リカルド・パトレーゼ氏は、英メディア『Grandprix247』において「ツノダは何年もF1に居続けられるだろうが、結局のところ、そこに大したドラマではない」とバッサリ。「彼に変化をもたらすことはできない」と明確に“実力不足”の烙印を押している。

 1993年にベネトンで、“皇帝”ミハエル・シューマッハと同僚だったレジェンドの言葉は、なんとも重い。だが、今の角田を間近で見ている“偉才”は異なる見方を示してもいる。

 オランダのモータースポーツ専門メディア『Racing News365』などの取材に応じたレッドブルの絶対的エースであるマックス・フェルスタッペンは、「なぜレッドブルのマシン(RB21)は操作が難しいのか」を問われ、「正直に言えば、『難しい』と言うしかないんだ」とポツリ。その上で、9月21日に決勝が開催されたアゼルバイジャンGPで両マシンのフロアに新型パーツが施されてから「挙動がより安定してきている」と断言。角田の可能性について言及した。

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