復調の兆しを見せる角田裕毅がF1戦線に「生き残るシナリオ」は? フェルスタッペンと築く“相棒関係”が焦点に

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レッドブルは来季も体制を維持するのか(C)Getty Images

 レッドブルの角田裕毅の来季の去就が注目されている。昨季は古巣RB(現レーシングブルズ)との契約延長が正式に発表されたのは6月のことだった。今季はシーズン終盤にさしかかる中でもシートが固まっておらず、4月の第3戦日本GP直前に移籍したレッドブルについては第17戦アゼルバイジャンGPで6位入賞を果たしたものの、なかなか結果を残せないレースが続き、チーム残留は危うい状況だ。

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 ただし、レース専門放送局『スカイドイツ』によると、F1で通算6勝を挙げているラルフ・シューマッハー氏は「バクー(アゼルバイジャンGP)でのレースが、状況を変える可能性がある。(レーシングブルズの)アイザック・ハジャーが優勢だが、チームはツノダにも興味を持ち続けるかもしれない」と指摘した。

 レッドブルの懸念材料はここ数年のレース車両がエースのマックス・フェルスタッペンだけが操れるピーキーなマシンになっており、セカンドドライバーにとってはじゃじゃ馬同然で、フェルスタッペンをアシストできるようなパフォーマンスを見せられなかった点だ。

 角田は常に古いパッケージのマシンをあてがわれてきたこともあり、同情の余地はある。それに昨年12月にアブダビで行ったポストシーズン合同テストでで初めてレッドブルのマシンをドライブした際に「このマシンは僕のドライビングスタイルに合っているように感じた。適応に戸惑うことはほとんどなかった」と話していた。

 レッドブルでアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ氏もオーストリアのテレビ局『ORF』のインタビューで「ユウキはマックスのセットアップを気に入っている。2人の嗜好が似ているから、うまくかみ合っている」と語り、セットアップの親和性を指摘している。

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