山本由伸の“衝撃投球”に余波続く MLB通算696本塁打の大打者は愕然「まさに傑作だ。正直に言うと、誰も打てないよ」
山本の快投に賛辞は止まらない(C)Getty Images
米球界に衝撃を生む快投だ。現地時間10月25日、山本由伸(ドジャース)は敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発登板。9回(105球)を投げ、4安打、1失点、8奪三振で今ポストシーズン2戦連続の完投勝利を飾った。
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強力打線が翻弄された。3回にアレハンドロ・カークの犠牲フライで1点を失ったが、最少失点でピンチを切り抜けた右腕は4回からパーフェクトピッチ。相手スラッガーのブラディミール・ゲレーロJr.が「僕らに対していい仕事をした」と唇をかみしめたように、その球威は最後まで衰えなかった。
初戦を4-11で落としていたドジャースにとって、傾きかけた流れを取り戻す敵地での貴重な1勝となった。それをもたらした“日本人エース”には、メジャーリーグの頂点も極めた大打者も舌を巻いた。
この試合を中継していた米スポーツ専門局『FOX Sports』で、ゲスト解説を務めた元ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲス氏は、「いいかい? チームにとって何よりもいいのは、ボールに触れる投手がより少ないことだ。そういう意味でヤマモトは何よりも良い結果を出したんだ」と指摘した。
今ポストシーズンでは、2001年のカート・シリング(ダイヤモンドバックス)以来となる2戦連続完投をやってのけるなど鉄腕ぶりを際立っている山本。たった一人でマウンドを守り切る投手の価値を「ああいう先発投手が戻ってきたことは嬉しくも思う」と漏らすA・ロドリゲス氏は、こうも続けている。






