大谷翔平、志願登板も見えた“限界” 痛恨3ランを打たれる満身創痍の状態での投球に広まる衝撃「オオタニに敬意を払う」

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降板時に険しい表情を浮かべた大谷(C)Getty Images

 さすがの大谷翔平(ドジャース)でも苦しかった。

 現地時間11月1日に敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦で、大谷は「1番投手兼指名打者」で先発登板。2回途中(51球)を投げ、5安打、3奪三振、3失点で降板となった。

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 勝者が文句なしで世界一となる最終決戦において、大谷はリミッターを解除した。デーブ・ロバーツ監督によれば、試合前日に自ら「先発で行く」と志願。チームとも「先発ならば、起用法が限定的になるリリーフよりも長く引っ張れる。理にかなっている」(ロバーツ監督談)と中3日というハードスケジュールでの登板に合意した。

 もう後はない。ゆえに序盤からエンジンは全開だった。

 蓄積疲労に加えて、力みもあってか、初回こそ荒れ球が目立ったものの、ここを三者凡退で切り抜けた大谷は、のらりくらりと投げ進めていく。4シームを軸に、カーブ、スプリット、スライダーで要所を締めた。

 2回は二死満塁のピンチを何とか無失点で切り抜けた大谷だったが、続く3回には1死一、三塁の場面で相手4番ボー・ビシェットに痛恨の3ランアーチを被弾。結局ここでドジャースベンチが耐え切れずにブルペン待機をしていたジャスティン・ロブレスキとスイッチ。無念の交代となった。

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