アルゼンチン代表名手の退団交渉が行き詰まり 鈴木彩艶獲得のアストン・ビラが抱える“リスク” 日本最強守護神は優先されるのか?「何の問題にもならない」
アストン・ビラで競争が予想される鈴木とE・マルティネス(C)Getty Images
エポックメーキングな契約が列島を熱狂させた。
現地時間8月19日、イタリア・セリエAのパルマに所属していた日本代表GKの鈴木彩艶は、プレミアリーグの古豪アストン・ビラに完全移籍。英公共放送『BBC』などによれば、契約年数は2031年6月30日までで、移籍金は500万ユーロ(約9億2179万円)の出来高ボーナスを含む総額3500万ユーロ(約64億6000万円)になった。
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日本人GKとしては、史上初のプレミアリーガーの誕生である。契約に至る2日前にイタリアにプライベートジェットも派遣し、具体的な「合意」報道も飛び交ったパリ・サンジェルマンとの交渉破談からのスピード決着というプロセスもあり、鈴木のアストン・ビラ入団は小さくない話題を生んだ。
そんな24歳の日本代表守護神の去就において興味深いのは、アストン・ビラが、正GKであるエミリアーノ・マルティネスの放出に失敗している点だ。
米メディア『The Athletic』によれば、「綿密に進められた」という鈴木との交渉で同クラブは加入直後からの正GKポジションの提供を約束。この“オプション”が契約に至るカギの一つにもなったとされている。
そうしてアストン・ビラが強気に出たのは、E・マルティネスが、今夏の移籍市場でセリエAの強豪ユベントスに退団する想定だったからに他ならない。実際、英衛星放送『Sky Sports』など複数のメディアでは、33歳のアルゼンチン代表GKとの合意は秒読み段階にあったと伝えられている。
しかし、先の北中米ワールドカップで右手指を骨折していたE・マルティネスの抱えるリスクを鑑みたユベントスは移籍金1000万ユーロ(約18億4600万円)の上限を設定。これに2029年6月30日までの契約を残すアストン・ビラは納得せず、交渉決裂した。













