「この業界は何が起こるかわからない」鬼門モンツァでも求められる結果 「ハジャー次第」の渦中にいる角田裕毅が語る“トライアルな日々”「正直なところ自分でも分からない」
F1継続参戦が決まった角田。しかし、自身が置かれた過酷な立場は依然として続いている(C)Getty Images
ふたたび決まったF1参戦
継続参戦が決まった。
現地時間9月4日、F1の今季第13戦となるモンツァ・サーキットで行われるイタリアGPに、角田裕毅はレーシングブルズからふたたびスポット参戦する。前戦オランダGPで、レッドブルのアイザック・ハジャーの負傷欠場に伴って電撃的にハンドルを握った日本人ドライバーは、入賞圏内に肉薄する11位と健闘。「ユウキには心から感謝したい」(レーシングブルズ代表のアラン・パーメイン氏談)と高評された走りが実を結び、2戦連続での起用が決まった。
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無論、シーズンを通した起用ではない。オランダGP直前に左手首の骨にひびが入ったとされるハジャーのコンディションが高まれば、レッドブルのセカンドドライバーとして起用されているリアム・ローソンがレーシングブルズに帰還。角田はところてん式に押し出される。
あくまで今回の継続起用は、レッドブル陣営がハジャーの負担を考慮したものだ。第14戦のスペインGPの舞台となるマドリードの市街地コースは、強い傾斜も存在するテクニカルなドライブを必要とすることから手首に負荷が懸念される。ゆえにハジャーをより万全の状態に戻したいというのは、チームの本音と言えよう。
ただ、通常ならテストドライバーとして“控え”に甘んじる角田にとって貴重なアピールの場となるのは言うまでもない。実際、当人もF1公式サイトのインタビューで「まるでルーキーのような気分だ」と意欲的になっている自身の胸の内を明かしている。
「あのレース(オランダGP)の後、信頼がさらに深まったように感じた。もしも、レースが本当にひどい結果だったら、今週のレースには呼ばれなかったかもしれない。この業界は何が起こるかわからないからね」
現地時間3日のセッション中に「次も君が運転する」と伝えられたという角田。レーシングブルズのアラン・パーメイン代表からも「また君の力が必要になる。だから準備しておいてくれ」と言われたという26歳は、こうも続けている。
「2026年に入ってから今までで一番健康的な1週間だったと言えると思う。本当にね。まさに準備万端さ。これまで以上に準備が整っていると感じているよ」













