選手たちが「最悪」と訴える“異例宿舎”を絶賛!? トラブル尽きぬ状況にIOC会長は異論「日本のために公平に言えば、本当に感銘を受けた」【アジア大会】
名古屋港に急きょ配置されたコンテナ宿舎(C)Getty Images
9月19日に行われた開会式によって華やかに幕を開けた愛知・名古屋アジア大会。しかし、32年ぶりの日本開催となった同イベントは、開幕前から選手の宿泊施設の不足や食事面、さらに練習環境などをめぐるトラブルが続出。海外メディアからの運営面に対する批判が相次いでいる。
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国際大会開催にあたっては、ホスト国のホスピタリティも重要視されるが、今大会は選手たちからも不満が噴出している異例の事態となっている。とりわけ問題視されているのは、選手だけでなく関係者も生活拠点とするコンテナ型の仮設宿泊施設だ。
今大会は建設資材の高騰を理由に、構想を練っていた約1万5000人が利用可能となる選手村の建設を断念。宿泊者を既存のホテルに加え、大型クルーズ船、そしてコンテナ型の仮設宿泊施設に分散させる方式を採用した。
ただ、2000人を滞在させるコンテナ型宿泊施設では問題が山積。韓国のバスケットボール男子代表のビョン・ジュンヒョンが自身のSNS上で洗面台の排水管から水が漏れ、床が水浸しになっている様子を投稿して「助けてください」と苦情。さらに香港の日刊紙『South China Morning Post』は「選手の中には、コンテナ内が狭すぎて荷物すら置けず、ベッドが小さすぎて寝心地が悪いと感じた者もいた」と伝えた。
「宿舎の環境だけで言えば、歴代最悪だ。2メートルを超える選手たちの脚が十分に伸ばせないベッドが割り当てられているのは、正直話にならない」(韓国のバスケットボール協会のチョン・ジェヨン副会長談)
そんな痛烈な批判も飛び交うコンテナ宿舎だが、大会を運営する側はそうした意見を意に介していない。国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長は、20日に同施設を視察。インドの大手紙『Indian Express』などの取材に対して「キャビンの中は静かで、とても涼しい。エアコンもよく効いている。床も壁も美しい」と絶賛。そして、「報道から想像していた印象とは大きく違った」と持論を続けた。













