極限状態を招いた「何でもするよ」 ド軍幹部が明かした大谷翔平の緊急離脱の裏側 不安に繋がった“強すぎる責任感”「ショウヘイは多くの問題を抱えていた」
相次ぐ負傷によるコンディションの悪化で投手を断念し、IL入りもした大谷(C)Getty Images
約3年ぶりに負傷者リスト入りを経験したレギュラーシーズンの後半戦、大谷翔平(ドジャース)はかつてないほど苦しんだ。
極限の状態は何よりも数字が物語る。6月末に判明した左膝の炎症によって投手としての活動を見送った大谷は、以降も右上腕二頭筋と首の不調の違和感など発症。満身創痍と言える状態の中ではバッティングも低調な内容に終始。9月11日からIL入りもした後半戦は、打率.245、8本塁打、OPS.772と成績も落ち込んだ。
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二刀流スターをチームの中心に据えてきたドジャースとしても、「まさか」とも言える不振は由々しき事態だった。ただ、球団の幹部が何よりも問題視していたのは、大谷本人のコミュニケーション不足にあった。
米誌『Sports Illustrated』の取材に応じた球運営部門社長(CEO)を務めるアンドリュー・フリードマン氏は、「ショウヘイは100%で正直ではない」と言及。IL入り直前の状況について「明らかに多くの難しい問題を抱えていた」とした上で、大谷が自身の状態について、関係者に詳細を伝えずにプレーを続けていた内情を告白した。
「我々がショウヘイに休みの日や登板予定日、打順などについてどうしたいかを尋ねると、毎回決まって『チームの勝利のためにできることは何でもするよ』と答える。本当に毎回そうなんだ。ただ、彼は自分の考えを正直に伝えるのが得意ではない」
チームのためにプレーしたい――。これは大谷の偽らざる本音だろう。以前から勝つことへの強い執着を見せてきた偉才には、「常勝」を求められる球団の看板選手だからこその強い責任感もある。だからこそ、多少の負担は仕方がないと考えるのだろう。













