PS開幕登板を指名された最強左腕が「なぜ俺なんだ? ヨシはそれでいいのか」と問答 山本由伸の異能を示す舞台裏「ただただ深い敬意を抱いている」
シャンパンファイトで揃って笑顔を見せる山本とスクバル(C)Getty Images
ふたたびの“世界一”に向け、スター軍団は力強く歩みを進めた。現地時間10月7日、ナ・リーグの地区シリーズ第4戦が行われ、敵地に乗り込んだドジャースはブレーブスに4-1と完勝。通算戦績を3勝1敗とし、3年連続となるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。
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レギュラーシーズンで1勝5敗と負け越していた難敵を相手にしたシリーズで、スターたちは真価を発揮。勝負強さを見せつけ、ブレーブスを寄せ付けなかった。
そんな激闘の裏では緊張のやり取りもあった。米紙『Los Angeles Times』によれば、第1戦の先発マウンドを託されていたタリク・スクバルは、首脳陣の判断に不安を抱くことがあったという。
昨年までに2年連続でサイ・ヤング賞を受賞し、今季も8月にトレードでドジャースに移籍してから10登板で、5勝2敗、防御率2.61、WHIP1.05、奪三振率10.16と、大車輪の働きを見せたスクバル。その実績を考えれば、ポストシーズンの“開幕投手”として十分な信頼はおける。短期決戦での先々を見据えても「最も理にかなっている」(デーブ・ロバーツ監督談)という判断だった。
しかし、投手も人間。プライドや立場を理解している。ゆえにスクバルはロバーツ監督から第1戦での登板を任命された際に、「なぜ俺なんだ? ヨシ(山本由伸)はそれでいいのか」と問い返したという。
スクバルが敬意を示したのも無理はない。今季の山本はチームでただ一人開幕から先発ローテーションを守り抜き、レギュラーシーズンでは28登板で14勝(9敗)、防御率2.53、WHIP0.87とハイスタッツを記録。過去3年間のポストシーズンにおける実績を考えても、初戦に投げることは不自然ではない。それはロバーツ監督も、シリーズ前に「普通に考えれば、第1戦をヨシでいくのが当然だ」と認めた通りである。













