新庄ハム 続投正式決定もささやかれる「温度差」と「不協和音」

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 日本ハム新庄剛志監督(50)の続投が正式に決まった。

 日本ハムは28日のロッテ戦(札幌ドーム)に3ー11と敗戦。2004年から19年間本拠地として利用した札幌ドーム最終戦で花を飾ることはできなかった。

 試合後のセレモニーでは新庄監督が今季までつけていた「BIGBOSS」のユニホームを脱ぎ、マウンドに置くパフォーマンスも。球場がどよめく中、再び登場すると、この日フロントから正式に続投要請があったことを明かした上で、ファンに対し「信任」の拍手を求めた。新たに来季からは「SHINJO」のユニホーム姿で戦うこと、12球団最速となる来季の開幕投手を左腕・加藤に託すことを明かすなど、最後まで「ラスト札幌ドーム」を盛り上げた。

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 スピーチの中では「苦悩」も明かした。

「周囲からは采配で選手をおもちゃにするな、ファンは宝物と言っておきながら勝つ気ない、ファンは勝ちが見たいんだともいわれました」

 就任当初から「優勝を目指さない」と公言。今季1年はトライアウトと位置づけて、故障者以外は全員一軍で起用するなど方向性を模索してきたが、逆風もあったと認めた。

 新球場で迎える就任2年目はいよいよ勝負の年となる。「来年は2位も6位も一緒です。日本一だけを目指して、ブレずに戦っていきたいと思います」と優勝を目指すと高らかに宣言した。

 一方、開幕から最下位を定位置としたチームをどのように上昇気流にのせるかは未知数だ。すでに「固定メンバーで戦う」「開幕投手は加藤」と来季に向けての青写真を描くも、こんな声もある。

 「まず開幕投手を早々と公表したことがチームにどういった影響を与えるのか。通常であるならば春季キャンプ中に各選手の競争意識を高め、実戦などの結果を見極めた上で託すもの。ほかの選手がどう感じるかですね」(放送関係者)

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