長生きの新常識!歯科医師が教える「正しい口腔ケアの方法」

タグ: , 2024/2/11

 年齢を重ねて更年期に差し掛かるにつれ、口臭や歯周病など、口腔トラブルに悩む方が増えています。実際にこれらを気にしている、という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、口の中をきれいに保つために、今日からできる口腔ケアの方法やトラブルを起こさないための対策、予防についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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1.更年期に起こりやすい口腔トラブル

更年期を迎えると、起こりやすくなる口腔トラブルは以下の3つです。

1‐1.口臭

更年期になると、男性も女性もホルモンバランスが崩れやすくなります。唾液の量が減り、口の中が乾燥した結果、口臭が強くなります。

唾液には、プラークなどを洗い流すことで口の中を清潔に保ったり、食べかすを消化器へ流したりする役割があります。そのため、唾液の量が減ってしまうと、口の中の細菌が増えやすくなり、より口臭が強くなってしまうのです。

1‐2.舌痛症

閉経後の女性に多くみられる症状のひとつである舌痛症は、名前の通り舌の痛みを感じ、ヒリヒリするような感覚があります。舌に疼痛を引き起こすほかの疾患との特徴的な違いは、「常に舌が痛むというわけではない」ことです。

ほとんどの方は、意識が舌に集中していないとき、テレビを見ているとき、趣味を楽しんでいるときなどは舌の痛みが気にならないようです。原因は特定しにくいものの、睡眠不足、人間関係、将来の不安や仕事のストレスなど、さまざまな要因で痛みが強まることがあります。

1‐3.ドライマウス

口内が乾燥するのが「ドライマウス(口腔乾燥症)」です。更年期を迎え唾液の分泌量が減り、口内が乾燥してしまうことによって起こります。

また、不安や緊張、ストレス、内服薬の副作用などによって口内が乾燥する場合もあります。

2.更年期の口腔トラブル予防のポイント

ここからは、更年期の口腔トラブルを予防するために、日頃から取り組めるケアをご紹介します。

2‐1.咀しゃく回数を増やす

食べ物をしっかりよく噛み、咀しゃく回数を増やすことにより、唾液の分泌量が増えます。唾液の自浄作用で、口の中の汚れが流されるため、口臭や歯周病の予防にも有効です。また、食べ物もおいしく感じるようになります。

2‐2.よく口を動かす

よくしゃべる、歌う、よく噛むなどの習慣を身につけることも、トラブルの予防になります。顔の筋肉や舌をよく動かすと、ドライマウスの解消や予防に役立ちます。よくしゃべると唾液が分泌されやすくなり、口内の乾燥を防げるため、歯周病予防にもつながるでしょう。

2‐3.ストレスを溜め込まない生活を心がける

前述したトラブルのうち、舌痛症の予防・解消の鍵は、ストレスのマネジメントです。ストレスや不安を溜め込み、脳がつらいと判断してしまうと、舌にピリピリとした原因のない痛みがあらわれることがあります。

舌痛症を予防するためにも適度な運動、心身のリラックスの時間を取り入れて、ストレスのマネジメントを心がけましょう。

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