「パフォーマンス封印」宣言もどこまで本気か 勝負の年に新庄監督が示す「決意」とは

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 ビッグボスの本気の表れか。日本ハムは30日に春季キャンプの全日程を発表した。2月17日にWBCに出場するキューバ代表との練習試合が組まれるなど、実に13試合もの実戦が組まれた。

 まず2月1日のキャンプインから紅白戦で幕を開ける。その後、5日に紅白戦、9日に韓国・サムスンとの練習試合、11日に再び紅白戦を行う。

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 12、14日と楽天との練習試合。前記した17日のキューバ戦を挟み、18日に中日、19日に楽天、21日に中日、23日にロッテと練習試合を重ねる。25日は楽天とのオープン戦、26日に締めとなる阪神とのオープン戦を行い、実戦尽くしのキャンプを終える。

 それだけではない。16日にはサムスンと、24日には阪神と、2軍の練習試合も組まれた。総計15試合という実戦の数は図抜けている。

 昨年の日本ハムキャンプを振り返ると、実戦は12試合だった。新庄監督は「優勝なんか目指しませーん」と宣言して臨んだ昨季をトライアウトの年と位置付け、今季は「優勝しか目指しません」と意気込む。

 「紅白戦をどこのチームよりも先にやる。開幕ダッシュを目指して」とキャンプインと同時に実戦を組んだ意図を説明した。目指すのは開幕スタートダッシュ。「今年のペナントレースは俺の頭の中では50試合しかない。最初の50試合はマジでもう死ぬ気で」と言い切る。昨年蒔いた種がどう芽吹くか。キャンプ期間でその見極めをし、開幕直後からフルスロットルで戦えるチームをつくりあげる考えだ。

 昨年は沖縄入りの瞬間から話題を独占した。無数のグラブをつなぎ合わせた真っ赤なド派手なコートに着替えて登場。キャンプ中は、やはり派手な三輪バイクを乗り回し、1軍の名護と2軍の国頭を行き来した。

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