【WBC】「守備固め」狂った栗山監督の誤算

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 WBCに向けた実戦を重ねるたび、課題がどんどん浮き彫りになる侍ジャパン。打線の調子が上がらず、投手は滑りやすいWBC球への対応で明暗が分かれてきた。栗山英樹監督(61)が本番までに「使える選手」「使えない選手」を見極める大事な期間になる。

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 傾向として、春先は投手の仕上がりが早く、打者は目が慣れるまでに時間がかかるといわれる。打線が低調なのは、指揮官にとってはある程度、想定内だろう。打者には大会も通して打席数を重ね、状態を上げてもらうほかない。しかし計算を立てていた守備でのほころびは、栗山監督の構想を狂わせた。

 2月25日に行った強化試合ソフトバンク戦。途中出場で守備固めに入った周東右京(27=ソフトバンク)、中野拓夢(26=阪神)の連続失策が大量失点につながった。三塁の周東は併殺打コースの平凡なゴロを二塁に悪送球。無死一、三塁となり、遊撃の中野は正面のゴロをファンブルし、無安打で失点した。

 「投手力で我慢して勝ち抜く」と掲げてきた栗山監督にとって、守備のイージーミスは印象が悪い。守備固めの失敗はたった1度でも頭に残り、起用の幅を制限することになりかねない。もともと周東は代走のスペシャリストで、本職は外野。昨年まで遊撃だった中野は、チーム事情で二塁に転向したばかり。安定感と確実性が求められる試合終盤の守備陣容を、指揮官は見直さなければならなくなった。

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