来季から背番号「1」に変更 中日・岡林勇希が歩む“ミスタードラゴンズ”への道
チーム浮上に向けて岡林にかかる期待は大きい(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
中日は12月14日、岡林勇希の背番号を「60」から「1」に変更する旨を発表した。
岡林は高卒3年目の昨季、最多安打のタイトルを獲得。今季は1本差でタイトルを逃すものの、2年連続でベストナイン&ゴールデン・グラブ賞に輝いた。シーズン終了後には侍ジャパンのメンバーに選ばれ、「アジアプロ野球チャンピオンシップ」のV2に貢献。名実ともに球界を代表する外野手に成長を遂げ、球団からの「1」番提示も納得できるものだろう。
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中日の背番号「1」といえば、2人の名選手が思い浮かぶ。
まずは高木守道だ。1963年に背番号「41」から「1」に変更され、同年に二塁手のレギュラーを獲得。自身初の規定打席到達に加え、盗塁王(50個)にも輝いた。以後は走攻守揃った二塁手として名を馳せ、1980年の引退まで「1」を背負い続けた。現役21年間で通算2274安打、236本塁打、369盗塁。紛れもなく“ミスタードラゴンズ”のひとりだった。
近年では福留孝介を思い出す人も多いだろう。1999年のプロ入りから、2007年のメジャー移籍に伴う退団まで「1」を背負い続けた。とりわけ02年以降の活躍は目覚ましく、同年は松井秀喜の三冠王を阻止する首位打者。06年は打率.351で2度目の首位打者に加え、31本塁打104打点の好成績をマークし、リーグMVPを獲得。落合博満監督時代の黄金期を彩るプレーヤーだった。
岡林にはこの2人に並ぶ活躍を見せてほしいものだが、来季はどんな役割が求められるか。