「山田と中川なら中川のほうが上」 日本シリーズ展望 球界ＯＢが指摘したヤクルトの「穴」とは
さらに「ヤクルトは慎重に慎重を重ねるタイプが多い。高津監督の教育が徹底されている」と語り、「オリックスは山本がいて吉田（正尚）がいて、華やかで強そうなんだけどヤクルトはしぶとく戦うと思う」として、ヤクルトの優位性を説いている。
ただ、オリックスに勝機がないわけでもない。動画の中では、それぞれのチームの予想オーダーから、監督目線でいえばどちらの選手をより評価するかとした項目の中で、注目を集めたのは、３番の打順だった。ヤクルト・山田とオリックス・中川を比較した上で高木氏は「俺は中川をかう。今年の哲人はかえない（評価できない）」とシリーズの山田の活躍を疑問視してみせたのだ。
山田といえば、これまで３度のトリプルスリーも獲得と天才肌のバッター。その好打者も今季は苦しんだ。「（今シーズン）ほとんどが正直、苦しかった」と打ち明けたこともある。日本シリーズでは主砲、村上の前にいかにランナーを出せるかも注目されており、その意味では山田の好不調が勝敗を左右しかねない。また一方の中川はソフトバンクとのCSファイナル第４戦で９回にサヨナラ打を放つなど、勝負強さも評価されている。
果たして、頂上決戦の行方は――。初戦はヤクルトの本拠地、神宮球場から開幕する。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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