まもなく第2回現役ドラフト実施 “1期生”の結果はどうだった?

タグ: , , 2023/11/30

 では、現役ドラフト“1期生”になった選手たちはどんな1年を過ごしたのか。

 投手では大竹耕太郎(ソフトバンク→阪神)、野手では細川成也(DeNA→中日)が成功例の筆頭だろう。技巧派左腕の大竹は、ソフトバンクでは5年間で通算10勝とチャンスを活かしきれなかったものの、阪神加入1年目で自己最多の12勝をマーク。チームの38年ぶり日本一に貢献した。一方、右の長距離砲・細川はDeNAで定位置を掴みきれなかったが、中日で才能が開花。リーグ4位タイの24本塁打を放ち、長打力不足のチームで存在感を示した。

 ネームバリューの大きさで言えば、オコエ瑠偉(楽天→巨人)も注目の的だった。楽天では毎年のようにケガが続き、伸び悩んだ印象があったものの、巨人では開幕スタメンを奪取。昇降格を繰り返しながら、41試合で2本塁打を記録し、契約更改では6年ぶりにアップを勝ち取った。

 ただ、厳しい現実もこのオフに訪れている。“1期生”の12名のうち、半数の6名がわずか1年で戦力外通告を受けたのだ。古川侑利(日本ハム→ソフトバンク)、松岡洸希(西武→日本ハム)の2名は育成契約に切り替え。渡邉大樹(ヤクルト→オリックス)は現役引退を決意し、成田翔(ロッテ→ヤクルト)はNPBでのプレーにピリオドを打った。唯一、他チームへの移籍が決まったのが笠原祥太郎(中日→DeNA)。来季は台湾の新興球団・台鋼ホークスに加入する。

 第2回の開催まであと1週間。“1期生”の結果を見ると、選手人生が大きく変わるのは確か。どんな結果が訪れるのか、今から楽しみだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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