スペンスJr.が衝撃告白! 防戦一方のクロフォード戦は“片目”で戦っていた「俺は見えてなくて、手術も遅れていた」

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クロフォードにことごとく打ちのめされたスペンスJr.。その戦いはかなりのリスクを負っていたものだった。(C)Getty Images

 リスクを負ったなかでの激闘だったようだ。

 現地時間1月8日、元ウェルター級3団体統一王者のエロール・スペンスJr.(米国)は、自身のインスタグラムで、昨年7月に行われたWBOスーパー王者だったテレンス・クロフォード(米国)との4団体統一戦を前に右目に白内障の疾患を患っていたと明かした。

【動画】痛々しい眼帯姿…クロフォード戦で見えていなかったスペンスJr.の現況





 33歳のチャンプは文字通り打ちのめされた。昨夏にクロフォードとの決戦に挑んだスペンスJr.は、序盤から強烈なジャブを幾度となく被弾。顔面から流血をしながらも気力で立ち上がり続けたが9回TKO負け。無敗街道を歩んでいたキャリアに土がついた。

 ほとんど防戦一方だったスペンスJr.。その衝撃的な敗北の一端は、芳しくなかった左目の状態にあったという。2021年にも同様の手術を行い、マニー・パッキャオ(フィリピン)戦が中止となっていた33歳は、「今日、白内障の手術が成功した! これで最近、ジャブやフックを打たれるのが多かったのも理由がつく。俺は目が見えてなくて、クロフォード戦前に予定していた手術のタイミングを過ぎていたんだ」と論じた。

 失明の可能性もあった。そんな衝撃的な発表は米メディアでも衝撃を呼んだ。ボクシング専門サイト『Boxing News 24』は「エロール自身による暴露は、昨夏のテレンスとの一戦での輝きを奪い、キャリアを汚し、衝撃的な問題を克明にした」と指摘。「ほぼ片目の状態でリングに上がった彼は、クロフォードのジャブをほとんど見えていないなかでも勇気を示した」と大一番を振り返っている。

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