ワースト記録更新でも稀勢の里には温かい…日本人横綱の宿命

タグ: , 2018/11/17

 成績が振るわなければ、本来、横綱審議委員会(横審)が黙ってはいない。白鵬ら強いモンゴル勢には厳しい言葉、叱責があった。しかし横綱昇進後、8場所連続の休場など数々の不名誉な記録を更新しているにもかかわらず、稀勢の里に対しては一様に温かい。

横審・北村正任委員長「横綱の第一の条件である強さが満たされない状態が長期にわたっており、これを取り戻す気力と体力を持続できるか心配している」

日本相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)「悪いところを治して、もう1度、体を作り直して頑張る。それが多くのファンの願いであるだろうから、奮起するしかない。どこが痛いとは言っていられないので、開き直って稽古して自信を取り戻すことだ」

阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)「ケガがあったから1歩、土俵際で腰が下りなかったのかな。また立て直して再起を目指してほしい」

稀勢の里と同様、ケガに苦しんだ大横綱の貴乃花・元親方は以前、こう話していた。

「(稀勢の里は)相撲人生をかけて土俵に上がっている。もうやるしかない。そういう表情にみえる。(苦しむ姿に)お客さんも自分の人生を投影している。ただの応援という感じではない。自分のときもそうだった」

横綱の気持ちは、横綱にしかわからないのかもしれない。

 現在32歳。まだ老け込む年ではないが、今後、劇的に復活する姿は想像しにくい。それでも、ファンは復活を信じて応援をやめない。なんとか頑張ってほしい。1人しかいない日本人横綱への希望は、肉体的にも精神的にも追い込まれた稀勢の里の背中をどこまで押し続けることができるだろうか。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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