巨人・オドーアの電撃退団によって高木豊氏が「非常にチャンスが出てきた」と指摘した選手とは

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 まず高木氏はオドーアに関してはオープン戦でここまで本塁打が出ていなかったこと、またキャンプ取材中に実際に会話を交わしたとして、元チームメートのダルビッシュ有のことを話題にしたときは笑顔も見せたが、プレー中の辛そうな表情が気になったとした。

 その上で今回の背景には「環境の違い」「力を出しきれない自分のふがいなさ」などが影響、さらに開幕2軍降格のショックなどで帰国に結びついた可能性があるとした。また今回はオドーアが野手の新外国人選手としては1人だったことも、孤立化を招いた可能性もあるとした。

 一方でチームに目を向ければ、今回のオドーア退団で「非常にチャンスが出てきた」選手もいるという。

 松原聖弥と梶谷隆幸の名前をあげながら、オドーア退団の穴を埋める選手になれるとした。

 松原は一時は「育成の星」と期待されながら、近年2年間は打撃不振に悩まされ、昨年はノーヒットに終わった。ただ走攻守において潜在能力の高さは認められており、阿部監督からの指導も受け、オープン戦打撃成績は.320と結果を残した。

 同じく梶谷はキャンプ2軍スタートながら、オープン戦合流初戦の13日のソフトバンク戦でアーチをかけるなど勝負強さは健在。8試合に出場し、打率.357、1本塁打をマークとこちらもアピールを続けていた。

 松原に関して高木氏は「肩とか守備も使える」とし、梶谷は勝負強さが持ち味とした。

 今回の一件について、まだ開幕前と前向きにとらえたほうがいいとチームにエールも送った高木氏。

 当初予定されていた右翼があくことでよりし烈なポジション争いも予想される。ファンもひやひやさせられたが、全てを糧として前に進むしかない。 





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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