原巨人 坂本勇人離脱後3連敗 負の連鎖を止められるか 注目集める「1番問題」

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今季から副将を務める吉川(C)Getty Images

 巨人は28日のヤクルト戦(盛岡)に0-6の7回降雨コールド負けで今季5度目の3連敗。悪天候の中、先発左腕のグリフィンも2被弾と粘れず、打線もつながりを欠いた。

 グリフィンは3回に山田哲人、6回に長岡秀樹にともに3ランを浴び、6回8安打6失点で4敗目となった。

【動画】悪天候の中、6回にグリフィンはこの日2本目となる3ランを長岡に浴びた





 一方打線はヤクルトのサイド右腕小澤怜史の攻略に手こずった。2回に中田翔、大城卓三の連打で好機を作るも、続く丸佳浩、ブリンソンが倒れ、得点は奪えず。3安打無得点に終わった。

 また気になるのは坂本勇人が右太もも裏肉離れで離脱後、チームが3連敗となっていることにもある。

 昨年まで主将を務め、チームの精神的な支柱ともいわれる坂本はリーグ戦再開となった23日の広島戦(マツダ)初回の走塁時に脚を痛め、翌24日に登録抹消となった。「右太腿二頭筋長頭肉離れ2度」と診断され、すでにジャイアンツ球場で調整を始めている。

 6月は主に1番に入り、月間打率・338と好調だった坂本がいたことで交流戦も11勝7敗の3位と上昇気流に乗った。

 その坂本が離脱となったことで再びチームに「1番問題」が浮上している。今季は1番打者に10人を起用。開幕戦のオコエ瑠偉から始まり、梶谷隆幸、丸などベテランも起用するなど、「最適解」を摸索してきた。原辰徳監督も「チームのフロントページ」と重視する1番に交流戦の坂本がハマりつつあったところで、痛い離脱となった。

 坂本不在の穴を埋めるべく、リードオフマンとして期待されているのは、好守備でも評価を高める、吉川尚輝にもある。

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