楽天・田中将大にかつての恩師が指摘「大人のピッチングになったといえばいいが・・・」

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 一方でそこには田中将がメジャーを生き抜くために身に着けた投球スタイルの違いもあると、理解を示す。

 「向こうで成功するにはかわすようなピッチングを覚えないと。圧倒的に160キロ超える(球がある)ワケではないから、よりコントロール、より低めに、ということに磨きをかけないとメジャーではなかなか勝てない。その中で今の投球スタイルになったんだろうから、これは、仕方ないですよね」

 そしてこのような投球スタイルが日本の打者に通用しないのは、なぜなのか。その点についても、橋上氏は鋭い考察を示した。

 「向こうのバッターほど、日本のバッターは振らないのでかわし切れないというのは正直あると思う。だからどうしても、向こうのバッターなら空振りにするところを日本のバッターはファウルになって、球数が100球前後とかになると勝ち負けつく前に降板せざるをえない状況が現状のこの成績になっているのかなという感じはします」

 メジャーの打者は思い切って振りぬくところを日本の打者はコンタクト重視で当てにくる―、このような日米の野球スタイルの違いも球数が多くなることにつながり、自身を苦しくしていると見る。

 今後は侍ジャパンの一員として、約1か月後に迫った東京五輪でも活躍が期待されている。田中将は「ファンの皆さんの期待、チームからの期待。そこに応えていくのがプロ野球選手だと思う。その期待に応えられるよう頑張りたい」と強い決意を口にした。自分にかかる期待の大きさは自覚し、応える意志もある。いかに巻き返しをはかるか、注目だ。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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