可能性はゼロじゃない 世界一監督を狙う「球団の名前」【WBC】

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(C)Getty Images

 侍ジャパン日本代表は第5回大会となったWBC決勝戦(マイアミ・ローンデポパーク)を米国と戦い3ー2と下し、3大会ぶり14年ぶりの世界一奪還を果たした。
 
 投打にわたって活躍、大会MVPに輝いた大谷翔平、最後まで苦しみながら決勝戦でアーチを放った村上宗隆、侍ジャパン初合流ながら前向きな姿勢で一躍チームに溶け込み人気者となったヌートバー、チーム最年長で兄貴分としてチームをまとめあげたダルビッシュ有など、様々なストーリーに人々が共感した。

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 そして何よりもこのチームをまとめ上げた栗山英樹監督への称賛の声が高まっている。常に「すべては選手の力」として前に出ることはなく、不振な村上も我慢して起用し続けるなど、チームの和を作ってきた。決勝戦ではまさかの7投手継投、最後はダルビッシュから大谷の夢のリレーを実現するなど、すべて「栗山監督でなければ描けなかったストーリー」(球界関係者)と日本中に感動を巻き起こした。

 その栗山監督は試合後に「今日で監督が終わるので、明日から全く何も肩書がない人になる。個人的にはこれが最後のユニホームだと思っている」と任期を終える侍ジャパンの監督と共に現場から離れることを示唆。一方で世界一監督となったことで、その手腕が改めて注目を集めており、水面下では獲得を狙う球団もあるとささやかれている。

 そこには今季、V奪回を目指す巨人も含まれる。栗山監督を推すメリットもあるという。

 「今大会注目を集めたのは栗山監督の選手への接し方にもあります。ダルビッシュが選手のことを常に尊重してくれる、稀有な監督と表現していましたが、特に侍の中心メンバーともなった若い選手への接し方、モチベーションの高め方が抜群にうまかった。こういった点はどのチームでも注目していると思います」(同)

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