「負けたら引退とか簡単に言うな」那須川天心が“日本のホープ”坂間叶夢選手の死去に想い投稿「またどこかで会おう」

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昨年12月には劇的な逆転勝利を挙げ、声価を高めていた坂間選手。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 日本ボクシング界のホープが天に旅立った。3月17日にプロボクシングの日本ライトフライ級ユース王者の坂間叶夢選手(ワールドスポーツ)が亡くなったことが明らかになった。享年20歳だった。

 坂間選手の父で、ライセンスを取得し、試合ではセコンドにもついている一平氏は、自身のX(旧ツイッター)に「本日坂間叶夢が永眠いたしました。沢山の応援や沢山の愛情を注いで頂きありがとうございました」と投稿。「試合間隔が短く拳の怪我や最終まで足の痛み止めを打って走れなくてもプールで調整して出場しようと最後までどんなボクサーより頑張りましたが。試合をキャンセルした自分を許せなかったんだと思います」と伝えた。

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 坂間選手は“超”が付くほどの逸材だった。2021年に高校生ボクサーとして全日本新人王&技能賞に輝くと、その後も順調にステップアップ。昨年12月26日には、ジョン・ポール・ガブニラス(フィリピン)と対戦し、苦しみながらも5回に劇的なTKO勝利。デビュー以来9連勝と飾り、ライトフライ級でWBA9位、WBC15位、IBF11位と3団体での世界ランク入りもしていた。

 詳細は明らかになっていないものの、若きホープに急逝には、同じ時代を生きた仲間たちも想いを馳せる。

 WBOの世界バンタム級ランキング11位の那須川天心(帝拳)は18日に自身のXで「今格闘技が割と身近になってきたと思いますがみんなあまり舐めないでほしい。簡単に触れる事はできる、けどそれには危険が伴うし応援する側、観てる側、文句を言う側にもちゃんと責任、覚悟を持って言葉を発して欲しい。格闘家は純粋な人が多い。慣れてない人は言われた事を本当に間に受けてしまう事が多いです」と投稿。そして、「格闘技をやってる人達へ」と書き出し、メッセージを綴った。

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