マークがきつくなった三笘薫が「次のステップ」に進むには?鄭大世が見解「ゴールが取れなくても問題ない」

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(C)Getty Images

 昨年、開催されたカタール・ワールドカップに日本代表として出場し、大活躍を見せた三笘薫(25)は所属するプレミアリーグのブライトンでもハイパフォーマンスを見せ、躍進を遂げている。FAカップ4回戦のリバプール戦では、後半のアディショナルタイムに味方からクロスを受けると、空中でのダブルタッチからネットを揺らし、“衝撃的”な決勝ゴールを決めた。さらに、28日のFAカップ5回戦では決勝ゴールをアシストし、チームを8強に導いている。進化が止まらない日本屈指のアタッカーは、世界中から大きな注目を集めている。

 三笘の躍進の理由はいったい何なのか。元北朝鮮代表FWの鄭大世氏に見解を聞いた。

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 鄭大世氏は三笘について「やっていることは川崎の頃からなにも変わっていないです。昔から、プレミアリーグでも活躍できるぐらいの実力と状況判断ができていました」と世界最高峰リーグで活躍する現在の姿にあまり驚いていない。

 そんな中でも躍進を遂げた理由を挙げるとすると、「今、世界的に三笘が注目されているのは、ゴールを決めているから。1試合の中でほぼほぼドリブルのコースがなくても、最後ヘディングでゴールを決めたり、チームが苦しいところで点を取ったりというのが一番のポイント。やっぱり結果が大事です」と、注目を集める大前提として、ゴールが奪えている点を強調した。

 また、躍進を遂げたもう1つの理由としては「苦手なところが克服されている」と話す。具体的には「例えば、ヘディングシュートは得意じゃないけど、それでも決定機を決めている。ノッているから、ゴールに入るんでしょうね」と語った。現地時間2月4日のプレミアリーグ・ボーンマス戦では、後半42分に味方からのクロスに三笘が合わせてヘディングシュートを放ち、これが勝ち越しゴールとなった。苦手なプレーでも結果に結び付けてしまうここ最近の状況は、まさに「ノッている」と言えるかもしれない。

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