日本人からも集まる罵声 三笘薫への危険タックルで退場となった敵DFの人種差別被害を英紙も報道「憎しみに満ちたものばかり」

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三笘との接触プレーで退場となったホルゲイト。そんな彼の下には言われない批判が集まった。(C)Getty Images

 たしかに危険かつ悪質なタックルではあった。だからと言って、誹謗中傷をしていい理由にはならない。人種差別など言語道断である。

 サッカーの母国イングランドで物議を醸す事態が起きている。事の発端となったのは、現地2月18日に開催されたプレミアリーグの第25節のシェフィールド・ユナイテッド戦で、ブライトンの三笘薫が食らったプレーだ。

【動画】最悪のタックルの声も…三笘薫への悪質プレーをチェック





 11分、敵陣の左サイドでボールを受けた三苫が得意のドリブルを開始すると、相手DFメイソン・ホルゲイトが斜め前から激しいスライディングタックルを炸裂。鋭く伸びた右足の裏が、日本代表MFの左太ももを直撃した。

 ホルゲイトがVAR判定の末に退場処分を命じられた危険なタックルには、OBたちからも批判が殺到。元イングランド代表MFのジェイミー・レドナップ氏は、英衛星放送『Sky Sports』の解説番組において「これはもはや暴力行為だ。ここ数年で僕が見た中でも最悪のタックルだ」と言及。「彼のキャリアは終わっていただろう」と厳しく断じた。

 無論、ファンの間でもホルゲイトに対するバッシングは強まった。そうしたなかで、27歳のDFの下には、SNSのメッセージを通じ、黒人差別を表す猿の絵文字など人種差別的なコメントが殺到。本人が自身のインスタグラムで「ただ、この48時間は耐えがたかった…。ソーシャルメディアに絶えず人種差別的な書き込みが…。これがその一部だ!」と訴える事態となっていた。

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