韓国野球”弱体化”の要因は?日韓プロで活躍した球界OBが指摘「アメリカナイズされた」「細かいことをやらない」

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WBCで惨敗した韓国代表。国内の状況も改善の余地があるようだ(C)Getty Images

 WBCは日本野球の強さを証明する結果となったが、それと同時に韓国野球の元気の無さを感じる大会でもあった。1次ラウンド第2戦で日本は韓国とぶつかったが結果は13対4の圧勝。格下と目されていたオーストラリアにも競り負けるなど、まさかの2大会連続の1次ラウンド敗退となった。

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 WBCやプレミア12で何度も激戦を繰り広げた“因縁のライバル”は、なぜここ数年パッとしないのだろうか。現役時代は広島で活躍した高橋慶彦氏のYouTubeチャンネルに、巨人で4年連続2ケタ勝利、サムスンでシーズン25勝を記録するなど、日韓のプロ野球で活躍した新浦壽夫氏が出演。韓国野球が弱体化した理由を語った。

 新浦氏は「韓国野球がアメリカナイズに変わっちゃった」「ストレッチやってすぐバッティング。細かいことをやらないわけです」と話す。その背景として、2015年前後にネクセン・ヒーローズ(現キウム・ヒーローズ)が「練習しないこと」をモットーに掲げ、トレーニングを自主性に委ねる形式した結果、それまでは低迷したチームがAクラス争いができるまでに押し上げたことが契機となったようだ。

 続けて、「アメリカナイズされるのも良いんだけど、グラウンドで汗を流さないと」「そういう人が上に立っていかないと野球はダメになる」と新浦氏は警鐘を鳴らす。韓国野球のレベルを再び高めるためには、「アメリカでお金を使うのは止める」とコメント。韓国のプロ野球チームが、キャンプをアメリカで行うチームが多い現状に苦言を呈した。そして、「沖縄にグラウンドを作って野球をやりなさい」「対戦相手はいっぱいいる。お互いの練習ができる」と日本の野球に触れて刺激を受けることの必要性を説いていた。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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