大塚製薬陸上部からトライアスロンへ転向、異色の選手が引退発表

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 引退発表した直後の岩川真知子さんに話を聞いた。

―率直に大塚製薬陸上部からトライアスロンに転向してきてこの2、3年いかがでしたか?

「(種目転向して)やる事がいっぱいあり過ぎて、時間が足りなくて(笑)。やり過ぎて、身体を壊した部分もあったり…。2年目は練習やり過ぎて入院したり…。もう時間が足りなくて…。でも、すごく充実した時間でした!」

―最後、引退を決断したポイントは?
「1年前から左足に力が入らない状態が続いていまして、治療は続けて来たのですが、なかなか良くならず…。こんな状態で競技を続けて行くのは、自分としてはちょっと納得いかない部分がありました」

―心も体も折れたような状態ですか??
「陸上の時から、『もう、何回ケガしたんだ!』って言うくらい数えきれないくらいケガをして来て。それで思い切ってトライアスロンに転向して来たのですが、自分の年齢としてもここでケガをしたのは、悔しいと言うか、もう立ち直れなかったと言うか…」

―なんで元々、陸上→トライアスロンと転向したんでしたっけ?
「一つは監督の飯島健二郎さんの人柄があります。陸上時代はケガが多かったので、走っている時間よりエアロバイクを漕いでいる時間の方が長かったんです(笑)。そんな時に、ご縁があってチームケンズの合宿に参加させて頂く事があったんです。『自転車、良いんじゃない?』って言ってもらえて。自分がケガをしている時の練習が無駄じゃなかったんだ、ここに活かされていたんだ、って思うようになって。それがキッカケですね」

―この3年のチャレンジはいかがでしたか?
「もう…、いっぱ~い練習しました(笑)」

「今年出た佐渡でのレースが思い出に残っています。楽しめたと言うか、自分の持ち味が出せたのが佐渡だったので、とても印象に残っています」

―今後のご予定は?
「まだ方向性を考えている段階です。ずっと競技生活を続けて来て、他の事を何も知らないので、色々な事をやってみて、そこでやりたい事を見つけて、その方向に進めればと」

―佐藤優香選手、久保埜南選手、瀬賀楓佳選手など名だたる選手達がチームメイトでした。
「3種目やると言う事自体が、今まで見て来た陸上のランナーとは比較できないと言うか、比較してはいけないと言うか。全く別モノ、別ジャンルです(笑)」

「(瀬賀)楓佳ちゃんは怖いモノ知らず(笑)。どんどん突っ込んでいくし、練習も倒れるまで本人が分からないと言うか。こっちが『やめといてよ~』って心配になるくらい(笑)。若さもあるし、いつでも全力なところが、今伸びている要因だと思います」

「(佐藤)優香ちゃんは、足立真梨子さんがいた時は『真梨子さん頼み』なところがあった。だけど、真梨子さんが引退して、チームを抜けてから、元々強いのが、更に強くなった。自立して、強い選手になったなぁ、と言う印象です」

―最後に陸上時代から含めて応援してくれた方へのメッセージを。
「小学校3年生から陸上を始めて、たくさんの方々に支えて頂きました。苦しい時の方が多かったと思うのですが、やりたい事をやらせて頂いて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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