写真家・熱田護さんがF1取材500戦を達成!過去にはアイルトン・セナの幻のカットも・・・

タグ: , , 2020/1/14

 F1の世界で長年活躍している写真家の熱田護さん(56)が昨シーズン、グランプリ取材500戦に達した。F1取材歴500戦以上はジャーナリストを含めてもほんの一握り。大変栄誉あることで、かつては「500クラブ」と呼ばれた親睦団体に加わる資格を得て、特別な取材パスが発給されたほどだ。

F1取材500戦を超えた熱田護さん(鶴田真也撮影)

「セナがお姉さんの子どもをマシンのコックピットに乗せていた写真で撮影したのは自分だけ。」


 熱田さんは三重県鈴鹿市出身で、2輪レースなどで修業を積んだ後に本格的にF1の世界へ。初取材は1987年の日本GPで、92年からシーズン全戦をカバー中。今は亡きアイルトン・セナ(ブラジル)の全盛期、ミハエル・シューマッハーとフェラーリの黄金時代などはもちろんのこと、鈴木亜久里、佐藤琢磨、小林可夢偉の日本人3人が表彰台を獲得したレースにも立ち会った。

 F1マシンのテクノロジーもこの四半世紀近くで大きく進歩した。スピードやパワーが向上するに連れて、エンジンの排気量も3・5リットル、3リットル、2・4リットル、1・6リットルと次第にコンパクトになり、現在は電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムが導入されている。

 取材する側の環境も大きく変貌した。写真もかつてはフィルムが使われていた。LANシステムなどの通信網も発達していなかったことから、速報雑誌の写真は土曜日に現場で取材している日本人1人が「フィルム運び屋」になり、フィルムを回収すると空路で日本の編集者に届けていた。

 「一度、運び役の編集者の方が空港でフィルムの入った荷物を盗まれたことがあった。セナがお姉さんの子どもをマシンのコックピットに乗せていた写真で撮影したのは自分だけ。惜しいことをした」。デジタルカメラ時代になってからは現場から撮影画像を自ら送信しなければならず、手間も増えた。

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F2選手権で死亡事故、「セナ死亡事故の教訓」と近代F1での新たな課題とは?(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/f2-accident/)

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