WTTチュニスで日本勢が大躍進! 2冠の張本美和など“若手の活躍ぶり”に中国メディアも警戒心「2000年代生まれの主力陣が完成されつつある」

実力を増す張本がいずれ王国の牙城を崩す日が来るだろう(C)Getty Images
4月27日まで行われていた卓球の国際大会、WTTコンテンダーチュニス(チュニジア)では日本勢の躍進が光った。張本美和が女子シングルス、木原美悠と組んだダブルス、それぞれで優勝を飾り2冠に輝いている。
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また、張本のシングルス決勝の相手は早田ひな、ダブルス決勝でも大藤沙月・横井咲桜と当たるなど、それぞれファイナルの舞台を日本人選手が占める結果に。また混合ダブルスでも張本が松島輝空と組み決勝まで勝ち上がっており、インドのペアにフルゲームの末に敗れたものの、準優勝という成績を残した。
今大会の結果からも、2種目で頂点に立った張本をはじめ、日本は多くの若手プレーヤが国際舞台で頭角を現し続けている。また、チュニジアで日本女子選手が残した戦績は、まさに大きなインパクトとして海外メディアにも衝撃を与えたようだ。
中国のポータルサイト『捜狐』は4月28日、WTTチュニスの結果をレポートするトピックを掲載。2冠達成の張本に対しては、「女子シングルス・女子ダブルスで金メダル、混合ダブルスで銀メダルを獲得し、大会最大の勝者となった」と絶賛している。
また、中国は今大会に若手選手を送っており、男女通じて銀メダル1つのみだったと振り返っている。この日本と対照的となった結果に、同メディアは、「中国代表を巡る議論を巻き起こすきっかけとなっただけでなく、若手育成体制に対する深い反省を呼び起こすものとなった」と指摘。