イチローが514日ぶりの盗塁、MLB最年長記録は？「フリオ・フランコの謎」とは？
マリナーズとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加しているイチロー外野手が元気だ。
昨年５月２日以降は会長付球団補佐に就任し、ほぼ１シーズンプレーしていなかった。それがオープン戦初出場となった２２日のアスレチックス戦では、２打席目にいきなり結果を残した。３回２死満塁で右前にポトリと落とす２点タイムリーを放った。
続く出場の２４日のロッキーズ戦では、第１打席で四球を選び出塁すると、すぐさま二塁盗塁に成功。マーリンズに在籍した２０１７年９月２８日のブレーブス戦以来、実に５１４日ぶりとなる盗塁をマークした。
「盗塁」のMLB最年長記録は？？
現在４５歳、１０月には４６歳となるイチロー。
メジャーリーグでの最年長盗塁記録は、アーリー・レイサム（ジャイアンツ）の４９歳。もっともこれは１９０９年に記録されたもので、近代野球と同じテーブルで比較するのはフェアではない。
そのレイサムに次ぐ２番目は、かつて千葉ロッテのユニホームにも袖を通したことのあるフリオ・フランコ。メッツ時代の２００７年、４８歳で盗塁をマークしている。このシーズンは２盗塁。４７歳だったその前年には６盗塁をマークしていた。ロッテ時代はバットを投手方向へ寝かせた独特の構えから安打を量産し、強打者のイメージが強いが、脚力も長く衰えなかった。かつてはメジャーで３０盗塁以上を何度も記録し、メジャー通算２８１盗塁を誇る。ロッテに在籍した１９９５年は１１盗塁。復帰した１９９８年も７盗塁だった。
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