「アメリカに来て、アメリカ人を倒せ」元世界ウェルター級王者が井上尚弥にまさかの“クレーム”「世界最高になりたいならこっちで試合を」

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 一部の識者やファンが論じるように、井上にとって敵地となる米国での興行を求めたポーター氏は「イノウエがやっていることをリスペクトしている人はたくさんいる」と指摘。そのうえで、“ボクシングの本場”である米国で戦う意味を説いている。

「イノウエの目指しているゴールが何なのか、それは俺には本当にわからない。でも、ボクシングでは海を渡り、米国に来て、米国人を倒して、ファンに注目してもらわなければならないんだ。俺のような人間なら、『おい、彼(井上)を自分の庭から連れ出して、少し居心地悪くさせて、エネルギーをどう扱うか見てみようじゃないか』と言うだろうね」

 もっとも、井上陣営が日本開催にこだわる理由は明確だ。昨年7月に有明アリーナで実施したスティーブン・フルトン(米国)戦は、動画配信サイトや中継局によるPPVを含めて両陣営の合計で約10億円という軽量級史上最大のファイトマネーを生み出したと言われており、収益を生み出すサイクルが出来上がっているのだ。

 そうした“結果”があるにもかかわらず、ポーター氏のような意見は尽きない。そうした事実は井上に対する世界的な関心度の高さを物語っていると言えそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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