井上尚弥に付け入る隙はあるのか? 中谷潤人と二人三脚で歩んできた名トレーナーに訊いた“可能性”「誰も永遠に1位ではいられない」【独占】

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中谷とまさに二人三脚で歩んできたヘルナンデス氏は井上との試合に向けた揺るぎない自信も語った(C)Lemino/SECOND CAREER/NAOKI FUKUDA

「選手はロボットじゃないし、完全にコントロールできるわけでもない」

――序盤の戦い方が注目されていますが、話せる限りでプランは?

RH:ゴングが鳴ればお互いに分かるだろう。もちろん、ジャブを出して様子を見るが、選手はロボットじゃないし、こちらが完全にコントロールできるわけでもない。最終的には本人が感じて判断するものだ。我々はジュントが最高の自分でいられるよう準備してきた。それが通用するかどうかだ。

――あなたはボクシング界で多くを成し遂げてきましたが、この試合はあなたにとっても特別なのでしょうか?

RH:素晴らしい試合であることは間違いない。ただ、自分にとっては4回戦でも12回戦でも同じだ。どの試合もその瞬間において最も重要だと思っている。アマチュアの子どもでも、プロの試合でも同じだ。この試合が特別な規模であることは分かっているが、自分にとっては“勝つこと”がすべてで、それはどの試合でも変わらない。

――では中谷にとってこの試合の意味とは?

RH:1位と2位が戦う試合だ。歴史が示しているように、誰も永遠に1位ではいられない。5月2日に勝てば我々が1位になるかもしれないが、いずれはその座から落ちる日が来る。それはイノウエも同じだ。

 その日が土曜日であることを願っている。ただ、イノウエが偉大なファイターであることは間違いないし、非常に厳しい試合になるのだろう。とにかくファンがもう一度見たいと思うような素晴らしい戦いになってほしい。

[取材・構成:杉浦大介]

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