ついに上沢直之がレッドソックスでメジャー初昇格、気になる大谷との初対決は7月中旬にも

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上沢はどんな使われ方をするのか。いずれにせよ存在感を示したいところだ(C)Getty Images

 いよいよチャンスの舞台が与えられそうだ。レッドソックスは28日、傘下3Aウースターの上沢直之のメジャー昇格を発表した。開幕直前にレイズから金銭トレードで加入。メジャー契約を結び、40人枠に登録されていたが、傘下3Aでの調整登板が続いていた。

 ウースターではここまで3試合に先発して、2勝1敗、防御率4.80。15イニングを投げて被安打15、8失点、8自責点、17奪三振という成績だった。

【動画】メジャー初昇格が決定!上沢直之が3Aの舞台で初先発したシーン





 早速ボストンの野球ファンも反応をみせた。レッドソックスに関するYouTube投稿で固定ファンを持つロビー・ハイド氏はXで「ナオユキ・ウワサワが昇格。3Aでの防御率は決して良くなく、球速も高くはないが、厄介なスプリットと堅実なカットボールなど球種は豊富だ。ヒデキ・オカジマの雰囲気が強く感じられる」と印象を投稿した。

 上沢は日本ハムからポスティングシステムを利用して、レイズへ移籍。1月にマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加していた。ただオープン戦では4試合で0勝1敗、防御率13.03と結果を残せず。開幕メジャーは絶望となり、3A降格をチームから告げられた。

 ここで上沢は譲渡条項というオプションを行使した。これは他のメジャー29球団に上沢を状況を公示し、メジャー契約を結ぶ意思があるかを問うもの。メジャー契約を結ぶ意思がある球団が現れれば、レイズは上沢とメジャー契約を結んで40人枠へ入れるか、もしくは獲得希望球団へ放出するかのいずれかを迫られる。ここで手を挙げたのが、レッドソックスだった。

 レッドソックスは開幕直前に先発右腕のルーカス・ジオリトが負傷離脱。若手エース格に成長したブライアン・ベロが負傷者リスト入りするなど、先発投手の離脱者が相次いでいた。上沢がメジャーでどのような持ち場を与えられるかはまだ不透明な状況だが、マイナーでは先発投手としての調整を続けており、いきなりメジャーでの先発マウンドが用意されてもおかしくない。

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